毛髪は主にタンパク質で構成されていて、タンパク質の分子構造のうちの代表的な結合であるジスルフィド結合(SS結合)が髪のパーマ処理の影響を受けやすいとされています。
ジスルフィド結合は、パーマ処理の第1剤に含まれる還元剤によって切断されてスルフィドリル基(SH基)に変化され、その状態で毛髪を希望のヘアスタイルに変え、今度はパーマ第2剤に含まれる臭素酸塩や過酸化水素などの酸化剤を使ってジスルフィド結合を再形成させます。そうして毛髪を固定させますと、ジスルフィド結合は共有結合で切断されることはほとんどないので希望のヘアスタイルが長持ちするということになります。
こう書きますと毛髪は元に戻ってなんでもないと思われるかも知れませんが実際はさまざまな変化ないし損傷が毛髪には起こっています。
例えば、スルフィドリル基はすべてがジスルフィド結合に戻るわけではなく、副生成物ができたり、混合ジスルフィドの状態が一部存在したり、高pHで処理した場合にはランチオニンが生成されたりしているといいます。また、カルボキシル基の解離型(ーCOO-)が増加したりタンパク質の溶出が起こったりします。
パーマ処理は第1剤のpHにより酸性パーマ、中性パーマ、アルカリパーマと3タイプがあるのですがpHが高くなるとタンパク質の溶出量が増加すると言われています。
また毛髪タンパク質の高次構造においてもパーマ第1剤処理によって毛髪中のαーへリックス含有量が低下するとされています。
さらにパーマ処理に伴う毛髪脂質やコレステロールの減少も起こるということで毛髪ダメージは無視できないと考えられます。
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パーマによる毛髪のダメージ
posted by mabou at 16:14
| 毛髪のダメージ・損傷
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