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毛髪細胞と毛髪の発生

大部分の細胞は大人になると増殖をとめますが、粘膜細胞、血球細胞、皮膚表皮の細胞などは生涯にわたって細胞が増殖を続けていて、毛髪も成長期、退行期、休止期のサイクルで周期的に再生を持続し、他の多くの臓器では一度きりの発生を繰り返し行なっていると考えられます。
受精後60日前後に胎児の体表に500万個から600万個の毛包が形成された後は新たな毛包は形成されず生涯変化しないとされます。
毛髪は皮膚が変化して作られています。
皮膚の一部の表皮細胞が活発に増殖してプラコードという肥厚を形成し、プラコードからはシグナル因子という細胞間の情報伝達を行なう因子が放出されて、真皮細胞がこれに呼応して集合してプラコードの直下に真皮集塊と呼ばれる細胞の集合体を作ります。
この真皮集塊からは別のシグナル因子が放出されてプラコードの細胞分裂を促進し、毛芽へと発達するそうです。
毛芽の先端部分は陥没してそこに真皮集塊が包み込まれて毛乳頭を形成し、毛杭と呼ばれています。
毛乳頭は周囲の細胞を毛母細胞へ変化させて増殖を促進して毛髪へ発達させると考えられています。
こうした表皮と真皮の相互作用を上皮-間充織相互作用といい、毛髪の場合は毛周期の回転毎に上皮-間充織相互作用が働いて毛包が再生すると思われます。
posted by mabou at 07:30 | 毛髪の分化と構造

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