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男性型脱毛-男性ホルモンと毛-

男性型脱毛は壮年型脱毛ともいわれ、典型的には30才位からこめかみ付近の頭髪が薄くなり、さらには前頭部や頭頂部の毛髪が消失します。これは毛が抜け落ちるのではなくて、毛髪の太さと長さが徐々に縮小して行き、脱毛というよりも実際は薄毛化というほうが正確です。
男性ホルモンの影響によって毛周期における成長期が短縮し毛髪が短いうちに毛の伸長が止まってしまい、次の成長期に生えてくる毛髪の太さが細くなっていくことが毛周期のサイクルごとに繰り返されて薄毛化が進んでいきます。
男性ホルモンのテストステロンは毛乳頭の毛細血管から毛乳頭細胞に取り込まれます。毛乳頭細胞では5αリダクターゼという酵素がテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変化させます。DHTもテストステロンも男性ホルモンリセプターと結合して核内に移動して転写因子として働くのですが、DHTはテストステロンよりも男性ホルモンリセプターに結合する力が強くより強力な転写活性化を引き起こします。
同一人でも体の部位によって男性ホルモンに対する毛の反応に差が出るのは、髭ではテストステロンを受け取って遺伝子が発現し、毛母細胞の増殖を促進するインスリン様増殖因子T(IGFT)のようなシグナル遺伝子が作られるのに対して、前頭部や頭頂部では逆に毛母細胞の増殖を阻害するような物質を作ることが原因ではないかといわれています。
posted by mabou at 22:54 | 男性型脱毛(壮年性脱毛)

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